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シール印刷の深層!6つの主要な印刷方法を徹底解説

【公開日:2023/10/10】

シールの写真

シール印刷と一口に言っても、その裏には多くの印刷方法が存在します。
デザイン、サイズ、用途などのさまざまな要素によって向き不向きがあります。
今回は、6つの主要な印刷方法に焦点を当て、その長所・短所と具体的な事例を交えて解説していきます。
新たにシール印刷を検討している方はもちろん、より効果的な手法を知りたいという方にも役立つ情報をお届けします。

6つの印刷方法とその特徴

1. 凸版平圧印刷(とっぱんへいあつしきいんさつ)
凸版平圧印刷機は、シールサイズが小さいものや単色、小ロットに適した印刷方法です。
版に凸部分があり、それを用いてハンコを押すような形で印刷します。
しかし、インキが染み込みにくい素材や、フィルム系、ホイル紙などには不向きです。
また、比較的高コストであり、大量生産向けではありません。品質とデザインに重点を置いた特別なシールに適しています。

【印刷事例】
● エンボス効果が必要なシール:
シールに凸起効果(エンボス)を加えるのに適しています。
文字やデザインを立体的に浮き立たせることができ、触感的な質感を持つシールを作成するのに最適です。

● カスタムデザインの高品質シール:
デザインの自由度が非常に高いので、オリジナルデザインのシールに適しています。繊細なデザインや精密な色彩を再現できます。

● イベント用のシール:
ウェディング招待状、贈り物の包装、特別なイベント用のシールなど、特別な場面で使用されるシールに適しています。高級感や個性的なデザインを表現するのに役立ちます。

2. 凸版間欠印刷(とっぱんかんけついんさつ)
こちらも凸版ですが、押すというよりは、凸部分と紙とをあてるイメージに近いです。
「間欠」と言って、紙を戻しながら印刷を行います。
前述の平圧印刷機に比べ網点やグラデーションもきれいに再現できますが、約5%未満の網点は版の再現が難しいのでご注意下さい。
「なぜ紙を戻す必要があるのか?」って、思いますよね。
シール印刷などは、ロール紙が主流です。印刷時に版をシリンダー(胴)に巻き付けますが、円周は一定になっているため、どうしても印刷時の隙間に誤差がでてきます。そのため、刷っては戻るの繰り返しで印刷を行っています。

上記の図のようなシーリング印刷機では、ロール紙を使用し、1台の機械で「印刷→抜き→シートカット」まで1パスで行うことができ、機械によってはラミネートや箔押しも同時にできます。
比較的安価に作ることが可能です。

【印刷事例】
● コンプライアンスラベル:
薬品、食品、化粧品などの商品には法的な要件があり、それに対応するコンプライアンスラベルが必要です。凸版間欠印刷は、これらのラベルに適しています。ラベルには情報が詳細に表示され、耐久性が求められます。特に、エンボス効果を加えることでセキュリティの向上に役立つことがあります。

● 高級なワインラベル:
高級なワインボトルに使用されるラベルは、デザインの美しさと高品質が求められます。
そのため、凸版間欠印刷は、エレガントで独特の質感を持つワインラベルに適しています。
ラベルにエンボス効果を追加し、高級感を高めることができます。

● 記念品ステッカー:
記念品やコレクターアイテムに貼り付けるステッカーは、デザインの美しさと質感が重要です。
凸版間欠印刷は、特別なデザインやエンボス効果を施すことができ、コレクションアイテムに付加価値を付けることが可能です。

3. 間欠オフセット印刷(かんけつおふせっといんさつ)
間欠オフセット機は、版についたインキをブランケットに転写して印刷します。
カラー写真などの高解像度が求められる場合、この方法が適しています。
多彩な色使いや細部の再現が可能なのが特徴です。
また大量生産に向いているため、大量のシールを効率的に作ることできます。

【印刷事例】
● 商品や製品のラベルやシール:
製品や商品ラベルに非常に適しています。食品、化粧品、医薬品、電子機器などの製品に付けるラベルを大量に製造する必要がある場合、高品質で一貫性のある商品ラベルを作成することができます。

● 特別なイベント用のシール:
イベント招待状や記念品、特別なプロモーション用のシールにも利用されます。
高品質の印刷物がイベントのプロモーションやブランディングに重要な役割を果たします。

4. 枚葉オフセット印刷(まいようおふせっといんさつ)
枚葉オフセット機は、「3」のオフセット印刷の方式に似ていますが、特殊な加工や大きいサイズに適しています。
ただ、印刷機械に糊が付着するので、ほとんど印刷会社では採用しない場合が多いようです。

【印刷事例】
● セキュリティラベル:
高品質なセキュリティラベルの印刷に適しています。
例えば、製品偽造の防止や重要な文書の保護に使用されるセキュリティラベルがあります。

5. シルクスクリーン印刷
シルクスクリーン印刷は、スクリーン版にインキを塗り、その下に紙を重ねて印刷します。
1シートずつ印刷を行うので時間がかかり、大ロットには向いていません。
単色には向いていますが、4色の掛け合わせの再現は得意ではありません。

【印刷事例】
● 屋外ステッカー:
耐久性が必要な屋外ステッカー、例えば自動車ステッカーや釣り用具のステッカー、スポーツ用品のマーキングなどにシルクスクリーン印刷が使用されます。

● バーコードステッカー:
製品の識別や在庫管理に使用されるバーコードステッカーなど。

6. インクジェット印刷
インクジェット印刷は、インクジェットプリンターを使用し、特に屋外広告などに向いています。
またカラー印刷が可能です。
しかし、大ロットには向かず、インクジェット専用の原紙も少ないため、注意が必要です。

【印刷事例】
● 低コストのシール:
低コストでシールを印刷するのに適しています。例えば、一般的な商品ラベル、価格タグ、郵便ラベル、配送用のバーコードラベルなどに使用されます。

● パーソナライズドシール:
個々のシールに異なる情報(名前、住所、日付など)を印刷する際に使用されます。例えば、ダイレクトメール用のシール、招待状、ウェディングシールなど

● ウォータープルーフシール:
ウォータープルーフや耐久性のあるシールに使用されます。特に屋外での使用に適しています。

● 小ロットのイベントシール:
特別なイベント、展示会、コンサートなどで使用する、小ロットでオリジナルデザインのシールを効率的に印刷することができます。

まとめ

シール印刷にはさまざまな選択肢が存在し、それぞれの用途に応じて最良の方法があります。
単色の場合は、「凸版平圧印刷機」がおすすめです。
カラーの場合には、「オフセット機」が適しています。
屋外で使用する場合は、「シルクスクリーン印刷」や「インクジェット印刷」を活用します。
目的に合わせて印刷方法を選択することで、さらに魅了するシールが完成するでしょう。

遊文舎では、「シール印刷」のご依頼も承っております。
「こんなシール印刷できるかな…」など、どんなご質問も大歓迎です。
シール印刷専門担当がお悩みを解決いたしますので、まずは、お気軽にご相談ください。

▼シール印刷の発注に知っておくと便利!シールとラベル、どう違うの?

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