No.23 | 2013年4月号
Webサイトに人を呼びたい Part2
広く認知されている有名企業は別ですが、社名が一般的に認知されていない特に中小企業が新しい販路の拡大を目指すなら、取り組みは必須と言えるでしょう。
24時間365日働いてくれる営業ツール、WEB サイト。力を入れて制作しても、そこに人が訪れなければ(アクセスがなければ)意味がありません。今回は、自社の商品サービスから抽出されるキーワードをグーグル等の検索エンジンに上位表示させるための基本的な考え方、手法をご紹介いたします。
SEO【Search Engine Optimization】


SEO、は検索エンジン対策です。現在Yahoo もGoogle の検索エンジンを使っているのでGoogle 対策をすればひとまずOK という事になります。
ずっと昔は検索にヒットさせたいキーワードをホームページにただ羅列しておけば検索順位が上がったのですが、今はそんな事は通用しません。特に「印刷」とか「保険」とかビッグキーワードになればなるほど検索順位を上げるのは難しいです。
そこで、ホームページにひと工夫します。目標キーワードで検索した時に1 位になるライバルサイトと比較して、ライバルサイトよりもキーワードの出現回数を上げていきます。それもただキーワードをたくさん載せるだけでなく自然な文章の中にキーワードをまぜて作る事が大切です。
さらにホームページのコンテンツの量も大切です。10ページのホームページより何百、何千、何万ページとボリュームがありさらに役に立つ充実した内容であることも重要です。ブログ等が検索エンジン対策に有効なのはそういう点にもあります。
ここまでがホームページ内部で出来る対策。しかし検索上位になるのは外部要因が欠かせません。
それは被リンク対策です。外部からいかにたくさんリンクされているかという事が大きなポイントになります。もちろん外部のリンクしているサイトの規模が大きく歴史のあるサイトだとさらに有効です。
ところが2011年からスタートしたGoogle のパンダアップデート。これにより内容に関係なくただリンクだけされて、リンク数を稼ぐ方法で検索順位を上げようとするサイトにペナルティが科せられ、検索順位が大きく下がる事になりました(白黒はっきりさせるという事でパンダアップデートと呼ばれています)。
SEO対策会社の多くがこの方法を使っていたのでGoogle から事前に警告メールが届いたようです。おかげでただリンクをかせぐ手法が使えなくなりました。現在は関連あるサイトからのリンクが効くようになっています。そこで最近のSEO 対策は自作自演で関連のあるサイトをいっぱい作り、そこから本体にリンクをして検索上位にあげるのがトレンドのようです。
しかし本当に重要なことは、こんな小手先の技よりも内容の充実した真に人々の役に立つサイトを作ることです。そうすれば自然とリンクも増え問題なく順位は上がります。そこを疎かにすると本末転倒です。
(たけうちとおる)