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企業からの情報発信!最近注目の「オウンドメディア」が失敗する3つの理由

【公開日:2015/8/10】

「オウンドメディア」とは

最近注目されている「オウンドメディアマーケティング」。先日の東京国際ブックフェア併設の「コンテンツマーケティングEXPO」でいくつか出展されていました。

「オウンドメディア」とは企業が積極的に情報発信していき、それがSEOになるというもの。「ブログ」といえば「ブログ」ですが、価値のあるコンテンツを発信し続けるわけで「ブログ」とは一線を画すものです。どちらかというと情報誌やニュースメディアのような専門のライターさんが書いたような記事のクオリティが求められます。出展されていた業者さんはその記事作成を代行するというもの。テクニカルな情報も書けるそうです。

まずは「オウンドメディア」の具体例です。

Web制作会社の株式会社LIG (リグ) さん 300万PV
http://liginc.co.jp/

リッチメディア社の運営するスキンケア大学 300万PV
http://www.skincare-univ.com/

どちらも大成功している事例です。なんと月間300万PV、1日のセッション数は3万人程度と推測されます。
このように「オウンドメディア」とは自社の商品をアピールするのではなく記事として自社に関連のある情報を深く発信します。
もはやメディアですね。

自社で「オウンドメディア」を持つには

もし遊文舎が「オウンドメディア」をするとなると印刷に関連したさまざまな情報を発信していくことになります。そうなるとかなり専門的な記事になるので記事をつくるほうもとても大変です。話を聞いているとやはり専門の担当者をつくって情報発信をするようです。

そこまではしなくてももうちょっとゆるめの情報発信として「占い」や「動画」など変わりだねコンテンツを充実させてホームページをみていただく手法もあります。

大変な苦労は想像できますがこれだけのPVが得られるならやってみる価値はあります。ライバルたちは少しずつ始めていますが、いまのところやっていない会社のほうが多く、先行してしまえば先行者利益は確実にありますし、WEBからのお問い合わせもそうとう増えるでしょう。

「オウンドメディア」を持つとどんなメリットがあるか

小さな企業にとってGoogleで常に上位表示され何万ものPVを得られることはものすごい武器を持つことになります。本体への認知度が高まるとともに、WEBからの仕事の依頼も増えるでしょうし、そこで物販することもできます。

さらには新たなビジネスを始めるにしても、1からサイトを宣伝していくよりも「オウンドメディア」を利用して情報発信していけば良いのです。

ただし、実際に始めるとなるといくつかの問題があります。下記から本題の3つの問題を書きます。

運営の問題─社内か外注か

実際に「オウンドメディア」はすごい。自社の積極的な情報発信はすばらしい!やってみようということになると、担当者が必要になります。情報発信だけに専門的な技術が必要ですし、一般の方にもわかりやすく解説する必要がありますし、それを読ませる文章のテクニックも必要です。

株式会社LIG (リグ) さんの文章を見ていただいてわかると思いますが、これだけの文章を書こうと思うと数時間必要ですし、ネタ探しや取材にも時間が必要です。

実際にやっても効果が出るのは数ヶ月先だと思われます。やってもやっても検索順位が上がらず、効果があるのかないのかわからない事にモチベーションを保つのは並大抵の精神力では持ちません。また、おそらくこればっかりやればいいというのではなく今の仕事プラスオウンドメディアになるので、きっちり先の見えている今の仕事にウエイトが行くのは当然と思われます。

では外注したらどうか
先に紹介した「コンテンツマーケティングEXPO」に「オウンドメディア」を運営してくれるサービスがあります。
この外注先を使うという選択肢はどうでしょうか?外部の方に専門技術が書けるのかと思いますが、テクニカルライターさんがいるそうですし、外部スタッフさんが取材をしながら記事を書いてくれるそうです。ただし、それなりに料金はかかります。

また、外部の方が書いた文章は読んでいて分かりますが、やはり読んでいて引き込まれないのです。外部の方なので当然ですが熱さが足りない。情熱が足りない。

クオリティの問題─ゴミメディアでは逆効果

例に見ていただいたとおり、原稿にはかなりのクオリティが必要です。Wikiやどこかのホームページからコピペしたようはどこにでもある情報はインターネット上のゴミでしかなく、当然Googleも評価しません。最近よく見かけるゴミサイト。SEO目的なのですが検索しても、どこかに書いてあるコピペだったり、なにも解決していなかったり、ロングテール狙いの1行だけだったり。

このようなサイトが評価されるわけもなく、いまはSEOで上位にいてもすぐに落とされる事でしょう。やるならかなりの覚悟をもって始める必要があります。

ブロガーさんの実態

先日、有名なブロガーさんにお会いして話を聞いたのですがその方のブログは月間PVが60万ぐらいなのですが、ブログ記事はおもしろくためになります。1日最低でも3本ぐらいアップされているようです。さぞかし大変だろうと思いお聞きしたところ「ぜんぜん大変ではない楽しい」そうです。では1日何時間ぐらい書いてるんですが?と聞いたところ「起きている時間はすべて」との事でした。

わかりますか?この情熱です。これがないと「オウンドメディア」なんて絵に描いた餅です。

担当者不在の問題─最適な担当者は社長

この手のメディアは一般社員を担当者にしても無理です。これだけの情熱をもって記事を発信しようと思うとやはり経営者陣、もしくは経営陣に近い会社の事をよくわかっている人という事になります。でも情熱の力では経営者とそうでない社員とはこえられない大きな壁があり、それは継続できるかという問題や記事に差となってあらわれてきます。

ただ、経営者がやるにしても文章力+読ませるテクニックも必要です。もちろんこれに相当な時間が割かれるので、そんな事やっている暇があれば会社の事をやれと怒られてしまいますね。ですので情熱という意味では社長がやるのが正しいですが実際には無理だろうと思われます。

結局失敗するオウンドメディア

いろいろ書いた通り、「オウンドメディア」を成功させるには
・運営の問題
・クオリティの問題
・担当者不在の問題
を解決する必要があります。中途半端に始めるべきではありません。それは他社もやっている事でただゴミを作っているだけです。
ただ、これらの問題をクリアできたとしたら会社にお金では解決できない大きな利益をもたらす事ができます。
うまくいっているところは何か1つでもとびぬけたところがあったのかもしれません。
覚悟を決めてやってみる価値が十分にあります。

いずれにせよこれからもますますホームページが重要になっていきます。いろいろと考えていかなければいけないと思います。
ただ最近のコンテンツSEOもGoogleに読ますためにホームページを作っている気になります。本来ホームページとはGoogleに読ますものではなく人に見てもらうものなので、本来の姿を見失わないよう気をつけていきたいものですね。

この文章も実験でした。

さて、この記事。いかがだったでしょうか?自分なりに「オウンドメディア」の情報発信風に書いたものです。
文章を書くのはそれほど苦ではありませんが、読ませるテクニックみたいなのは持っていないので、この長さの記事だと僕の文章力だとちょっとしんどく感じられると思います。
書いた時間は3時間ぐらい。さらに実際にはブックフェアに出張して取材した時間や、有名ブロガーさんがこられるセミナーなどに参加した情報が含まれています。
正直これを毎日のように続けるのは難しいと思いますが、うまくモチベーションを上げれたらできない事はないかもしれません。
失敗すると書きましたが、覚悟を決めたらできますね、やってみますか?