No.144 | 2024年9月号
恒例のインターンシップ生受け入れ―ともに学んだ9日間
京都支店では 8 月中旬から月末にかけて、毎年、インターンシップの受け入れを行っています。今年も 8 月 20 日から30 日までの 9 日間、龍谷大学の 2 回生 1 名の受け入れをしました。
初日のビジネスマナー研修から始まり、2 日目は印刷の基礎知識、社会とのかかわりといった印刷の全般的な講義を行いました。3 日目からは実務実習として実際に現場に出て印刷物ができるまでの体験です。
営業部では同行セールスとしてお客様との打ち合わせの現場に同行。制作部のほうでは名刺やポスターの作成。製造部ではインクを練ったり印刷機を動かすといった実務体験。
8 日目は協力会社及び遊文舎大阪本社へも見学に行きました。
今年のインターンシップ生が遊文舎を選んだ理由の一つとして、モノづくりに興味があるという事もあり、実務では大変前向きな姿勢で作業に取り組んでおられました。また、印刷物が出来上がるまでの過程を実際に体験いただいたことで、モノづくりに、さらなる興味を持たれた様子でした。同時に各工程においての苦労、喜び、達成感を体験することによって、ビジネス現場のシビアさも目の当たりにされたことと思います。
この遊文舎での経験を通じて、仕事や企業、業界、社会への理解を深め、今後の就職活動、また社会活動に活かしていかれるだろうことを確信して、お別れしました。

▲ 龍谷大学2回生 熊谷詩月さん
< 遊文舎京都支店インターンシップ実習日程表 >

経営企画部
主に、ビジネスマナーと印刷業務の基礎知識について教えていただきました。
ビジネスマナーは学ぶ機会が少ないので、特に名刺交換時のマナーなど、大変勉
強になりました。
また印刷業務の基礎知識についての講義では、初めて聞く単語はもちろん、プリンターを使う時や印刷物を見る時に何となく目に入っていた表記の意味を知ることができ、とても興味深かったです。
営業部
主に営業活動に同行させていただきました。
お客様とどのようなやり取りを、どのような流れで行うのか、講義で知識として学んだことを実際に目で見ることで実感を伴って理解を深めることができました。
お客様との信頼関係を構築する、とても大切な業務だと思いました。
営業推進
主に校正作業をさせていただきました。
業務内容の説明を受けた際に「校正」と「校閲」の違いについて知ることから始まり、実際に記事の校正をいくつかさせていただいたのですが、表記ルールや誤字・脱字について常に意識しながら行うのはとても集中力のいることなのだと痛感しました。
制作課
主にデザイン制作をさせていただきました。
名刺とポスターをデザインしたのですが、デザインツールを触ったことがなかったので、操作を教えていただきながら何とか完成させることができました。
どこに視線を誘導するか、何を強調するか、どんな印象を与えたいかなどを考えながら作業するのはとても大変でした。アドバイスをいただき修正すると一段と良くなっているのが分かり、プロってすごいなと感動しました。
難しいなと頭を悩ませたぶん、名刺やポスターが実際に印刷物として「かたち」となった時は、とても嬉しかったです。
製造課
印刷業務体験と、協力会社・本社の見学をさせていただきました。
印刷業務体験では、インクを練って作ったり印刷機を動かしたりと、実際に納品される印刷物の製造に携わらせていただきました。図解で知った機械の各部分が実物だとどのようになっているのかもよく分かり、とても充実した時間になりました。
協力会社と本社の見学では、初めて見る断裁機や貼合機、オンデマンド印刷機などをたくさん目にし、終始興奮していました。普段完成品しか目にしないので、商品が完成するまでにどのような工程があるのかを知ることができて、印刷物を見る目が変わったなと実感しています。

▲ 校正の実務実習の様子

▲ デザイン制作実習の様子
9日間を終えて…
改めまして、この度は貴社のインターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。
インターンシップ期間を通して、印刷業務の基礎的な知識はもちろん、ビジネスマナーや社会⼈としての振る舞いについて知ることが出来ました。
また期間中に社員の⽅々ともたくさん交流させていただき、とても充実した⽇々を過ごすことが出来ました。貴社で学んだことを、これからの就職活動や⼤学⽣活で活かしていきたいと思います。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
(熊谷 詩月)