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News Letter『遊文通信』

印刷会社流!! 情報発信の成果『遊文通信』発行開始13 年を経て思うこと

2010 年10 月に創刊した遊文舎のニューズレター『遊文通信』も早や13 年、通算136 回の発行となりました。「継続は力なり」を合言葉にスタッフと協力しつつ発刊を重ね、苦労もありましたが、得たものも大きかったと思います。今号ではこれまでの経緯と、広報活動により得られた弊社なりの成果をお伝えいたします。

プラスαを追い求めて

 私たち遊文舎は印刷会社であり、事業の基本はお客様のリクエストに基づいて印刷物を作ることです。2010 年当時は今ほど電子化も進んでおらず、小ロット生産の技術もまだ黎明期でした。それなりの大口案件需要はあっても同業者も多く、業者間の差異が分かりにくい状況でした。できあがった製品についての差異がほぼないとなるとどうしても価格競争になってしまいます。そこから脱却し、自社の商品サービスの価値をお客様に認めていただくにはどうすればよいか、頭の痛い時期でした。
 食べ物屋さんにいけばそれなりに美味しいものがでてくるのと同じで、印刷屋さんに頼めばそれなりに綺麗な印刷物があがってくるのは当たり前のこと。「うちの印刷は綺麗です」というのは「うちの料理は大阪一美味しい」と言っているのと同じこと。それはお客様が決めること。綺麗だの美味しいだのは当たり前のことで、商品サービスの価値はそれプラスアルファのところを磨かないといけないのではないかと悩んでいました。

柔軟に『社・内外報』誕生

 その迷路のような悩みの中から「原稿制作」に取り組んでみようと思い付きました。原稿はお客様が作るものであり、それを受け取って印刷物を作るのが印刷会社の仕事。もとより企画会社のような川上には立てないのですが、自分たちでも原稿を作れる、書ける、撮れる経験を積み、お客様と目線を合わせ、共働して苦労を分かち合うことはできないか。そのような思いの一端として、自社の独自媒体である広報ツール、『遊文通信』が産声をあげました。
 発行の頻度は原則毎月(繁忙期を除く)とし、必ず継続しようと決めました。誰かに依頼されて発行するものではないため、意志を強く持たないと自然消滅してしまいます。編集長は顧客接点を持つ営業が持ち回りとし、自らが編集者となって印刷物を定期的に発行することの大変さを経験すること、知見を積むことが目的です。読者は、まずお客様・「なにかあれば」という潜在的お客様・取引先様・遊文舎の従業員一同・その他の方々です。社・内外報として柔軟な発想でコンテンツを整備してゆこうと定めました。

▲ 記念すべき『遊文通信』創刊号。

▲ バックナンバー。内容・デザインともに進化しています。

13年継続して培ったもの

 当初は紆余曲折ありましたが、発行のサイクルが定着し、お読みいただいた皆さまから反響が入りだすのにそう時間はかからず、営業もデザイナーも積極的に取り組んでくれるようになりました。それまで担当営業を通じての情報でのみ遊文舎を知っていただいていた社外の皆様が、遊文舎スタッフの紹介や各種催しの記事をお読みくださり、より親しくイメージしていただけるようになりました。広報の趣旨である認知と理解を深め、社内・社外相互の信頼関係を築く一助となっていったように思います。
 またそれまで原稿や校正戻りに対して待ちの姿勢が中心だった営業にも変化が訪れ、お客様の事情をより慮り、現場と調整して柔軟な対応ができるようになっていきました。お客様との会話の質量に変化が起こり、企画力や提案力も徐々に身に付き、当初は名刺の肩書だけだった「企画営業」という職種が内実化して、少しずつ成果を出せるように成長していきました。同時に、デザイナーの力量もクリエイティブにアップしていったことが相乗効果を齎しました。お客様の困りごとを解決していく印刷会社として歩みだしていけたと思っています。

情報発信の充実に向けて

 コロナ禍が収束し、世の中にも印刷業界にも大きな変化が訪れています。デフレが長かった日本において、これまでは考えられなかった負の事象が次々と噴出しているようです。ダーウインの「唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」という言葉を待つまでもなく、私たち遊文舎もその変化の荒波に飲み込まれることなく、みずから強かに変化していかねばなりません。
 来年はじめにはYOU TUBE チャンネルを立ち上げ、『遊文通信』と連動して情報発信に磨きをかけていきたいと考えています。皆さまがたのお役に立てるクオリテイの高い情報提供ツールとして、コンテンツの充足を図ってまいります。その一連の取り組みの蓄積によりお客様への商品サービスの質の向上、社内外との共存、さらに成長・発展に向けて情報発信=広報活動を充実させていく決意です。

スタッフ一同しっかり協力して前向きに事に当たり、着実に前進して参りますので、今後とも遊文舎及び『遊文通信』をどうぞよろしくお願い申し上げます。

代表取締役 木原庸裕

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