No.129 | 2023年1月号
2023年 飛翔の想いとともに ~かかわるすべてのみなさまとともに
遊文舎を支えていただいているすべてのみなさま
いつも遊文舎に格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。みなさまのおかげで、遊文舎は厳しい世相の中2022 年度も越年し、新年度を迎えることができました。心より感謝申し上げます。
外部環境の荒波に揉まれながら、弛まぬ変化
2022 年度も実に様々な出来事がありました。感染症が収束の兆しを見せたかと思えば大きな戦争、その影響による深刻な資源高。急激に上昇する物価に対して追いつかない所得の向上。最悪の経済状況、スタグフレーションに覆われている日本。人口減少と少子高齢化の影響が就労人口の高齢化、人財不足という形で本格的に企業経営に影響を及ぼしだすという、悪しき元年となる気配です。
2022 年時点での成人人口が124 万人、対して出生人口が84万人。すなわち20 年後の成人人口は40 万人減少するのは確定で、その数は減少する一方となるわけです。働く人の多様化する価値観と歩調を揃え、多様な働き方を容認しつつ、働く人とwinwin の関係を構築できないと、20 年後には企業は存続できなくなるでしょう。
厳しい外部環境の変化に対し、企業存続成長のためにできることは二つだけ。一つは、感染症が来ようと、地震が来ようと、津波が来ようと、戦争が来ようと、当面対処できるだけの経営資源、ヒト・モノ・カネを掻き集めておくこと。もう一つは、思わぬ有事にも速やかに対処できるよう、変化に耐えうる組織を構築しておくこと。世の中は変化するもの。よいこと悪いこと何があるかわからないことを、スタッフと常に共有し、かかわるすべてのみなさまのために、企業価値を高めてゆく一年と致したく存じます。
変化をチャンスに、今こそ挑戦あるのみ
「この世で生き残る者は強い者でも賢い者でもなく、変化できる者である」この著名な格言を今こそ反芻し、日々の行動に落とし込まないといけないと考えております。「コロナが落ち着いたら」というのが挨拶の枕詞になり久しいですが、外部環境の大きな変化はあって然るべきと捉え、その有事に対して、個人も企業も備えが必要であることを、コロナ禍はあらためて強く認識させてくれました。企業の備えは内部留保であり、そのために平常時に時流にマッチしたビジネスモデルを磨き上げ、堅調な収益を上げ続ける必要があります。
収益を上げるには、亡き稲盛和男氏の言葉を拝借すれば、「売り上げを最大に、経費を最小に」「対売上の経常利益率10%未満であるならそれは経営ではない」ということに尽きます。経営者も従業員も一丸となり、外部環境の変化に強かに対応し、商品サービスの質を高め、お客様の支持を得、売上を伸ばし、経費を適正に運用する。不透明な時流であるからこそ、ともに成し遂げる仲間、従業員との関係性をより強固にすべく、経営課題に一つひとつ取り組んで参ります。

▲ 京都支店 工場1階

▲ 京都支店 工場2階(製版室)
情報伝達技術の変化に、厳しくキャッチアップ
コロナ禍の2 年半で多くの産業が打撃を受け、資源高と円安が追い打ちをかけています。印刷産業も大きな影響を受け、経営資源(ヒト・モノ・カネ)を大きく毀損した企業が多く存在します。そのような中、私たち遊文舎は前向きに歩を進め、М & A を活用した新京都支店兼工場の立ち上げに成功しました。新大阪本社、東京支店においても積極的に採用を進め、経営資源はむしろコロナ前より盤石になっています。
電子と紙の共存、融合の流れも加速する中、クロスメデイアパブリッシングの技術研鑽も進み、情報伝達の手法の変化に、懸命にキャッチアップしております。この良い流れを加速させ、企業を着実に成長させてゆくことこそが、かかわるみなさまの幸福に寄与することだと信じ、従業員一同、日々の行動に落とし込んで参ります。
私たちのスローガン~
育てよう OUR COMPANY!
自ら創ろう OUR GREAT FUTURE!
本年度も遊文舎グループを
何卒よろしくお願い申し上げます。
【京都支店(工場)設備紹介】

▲ Primo Jet 大判インクジェットプリンター

▲ Luxel T-9800 無処理CTP プレートの露光が可能

▲ 三菱ニューダイヤオフセット304 菊全4 色機

▲ RMGT 970 菊全2 色機(反転装置付き)

▲ RMGT 520 菊四2 色機(ストレート)

▲ 大阪から転勤したスタッフも京都に馴染んできています