No.119 | 2022年1月号
2022年 躍進の想いとともに~かかわるすべてのみなさまとともに
遊文舎を支えていただいているすべてのみなさま
いつも遊文舎に格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。みなさまのおかげで、遊文舎は厳しい世相の中2021年度も越年し、新年度を迎えることができました。心より感謝申し上げます。
コロナ禍を乗り越え、大いなる躍進の志を抱いて
2020 年初頭から続いた新型コロナ感染症パンデミック。2021 年も年始初頭から緊急事態宣言が発令されるなど、不穏な幕開けとなりました。年末にようやく終息の兆しが見えてきたものの、まだまだ予断を許さない状況です。遊文舎はその影
響を少なからず受け、2020 年度は大きな損失を計上しました。しかしいかなる要因があろうとも、2 期連続の営業赤字は許されないと従業員とともに気持ちを引き締め、そのかいあって売り上げは5%増収、営業利益も黒字を確保できる見込みです。
2022 年からは、おそらく国や自治体の補助金、助成金は大幅に削減されるでしょう。企業は各々自分たちの実力でアフターコロナを乗り切り、来るべき大阪万博の好景気の波がくるまで耐え凌がねばなりません。2022 年度の世相は混迷すると予測します。
しかし悲観的になっていても何もはじまりません。大規模自然災害はもとより、歴史を紐解けば今回のような感染症パンデミックを人類はたびたび乗り越えてきました。オイルショックしかり、リーマンショックしかり、東日本大震災しかり、今回の危機も人類の叡智の結集により力強く乗り越えるのは時間の問題であることを歴史が証明してくれているわけです。再び経済が活性化する、そう遠くない未来に備え、私たち遊文舎は今だからこそできること、すべきことを共有し、着実に実行してゆく所存です。
変化をチャンスに、今こそ挑戦あるのみ
「この世で生き残る者は強い者でも賢い者でもなく、変化できる者である」この著名な格言を今こそ反芻し、日々の行動に落とし込まないといけないと考えております。「コロナが落ち着いたら」というのが挨拶の枕詞になり久しいですが、外部環境の大きな変化はあって然るべきと捉え、その有事に備え個人も企業も備えが必要であることを、コロナ禍はあらためて強く認識させてくれました。企業の備えは内部留保であり、そのために平常時に時流にマッチしたビジネスモデルを磨き上げ、堅調な収益を上げ続ける必要があります。
デジタルトランスフォーメーションの概念が認知され、これまでは生産効率を上げるツールとして認識されていたIT やICT の立ち位置も今後変わってくるのではないでしょうか。個人が生活を豊かにし企業が収益を上げるための手段として、人々が明確な意思を持って使いこなす。まだ曖昧模糊としているDX の真の価値を見出せた者が今後ますます時流に乗っかり、弛まない成長を育んでゆくことでしょう。

印刷物の品質も徹底して磨きあげていきます。
印刷会社として今後なすべきこととは
600 年前のルネサンス期に人類の三大発明に数えられた印刷技術。一つのコンテンツを大量に複製し、情報伝達の利便性を飛躍的に向上させたであろう印刷技術は21 世紀のインターネットに匹敵する技術革新を巻き起こしたことは想像に難くありません。600 年の時を経て、印刷技術を活用した情報伝達産業の担い手である私たち印刷会社の社会的使命も大きく変わりました。DX という大きな潮流の波を自ら乗りこなし、常に情報伝達の最適解をお客様とともに創造する。これまで培ってきた紙媒体の製造ノウハウとインターネットの速報性をうまく融合させ、ロジスティックスまで含めたワンストップサービスを提供していく。
これらを成しえるには経営陣がまず知見を高め、未来を見据えた明確なビジョンを示せないといけません。そしてそれ以上に、担い手である従業員一人ひとりにとって魅力的である企業であり続け、彼ら彼女らの能力を最大限引き出せる、そのような企業風土を醸成していかねばなりません。IT がいかに進化し外部環境がどう変わろうとも、従業員とともにその変化に強かに適応する。印刷会社に限らずこのような企業が存続してゆくのではないだろうかと考え、日々の行動に落とし込んでまいります。

▲ 昨年は遊文舎公式アプリを
リリースしました。
私たちのスローガン~
育てよう OUR COMPANY!
自ら創ろう OUR GREAT FUTURE!
本年度も遊文舎グループを
何卒よろしくお願い申し上げます。

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