各種印刷物の制作から
Web・デジタルコンテンツまでトータルにサポート致します

お気軽にご相談ください 大阪本社の電話番号06-6304-9325
メールのアイコン
お問い合わせ

News Letter『遊文通信』

会社で絵本作家の夢、実現!

良いデザインと言っても、ただきれいだけではなくお客様の求めるもののため。課題解決のため。そこにはさまざまな要素が含まれています。
わたしたちはそれと合わせて、遊文舎経営理念である「仕事は面白くやらなアカン!」を胸にお客様もデザイナーも共に面白く。そういうものをめざしています。

(制作課マネージャー 米田達生)

 思えば、幼少期の私は本に恵まれた環境で育っていまし た。
 保育園の頃、定期購読の絵本は毎月買い、小学校の図書館には入学前から母とよく通っていました。中高になってからも本のチョイスが変わっても、絵本はよく見ていました。
 ボローニャ国際絵本コンクールの原画展に行くようになり、絵本作家の登竜門だということを知り、人の絵を観察し、私も絵本を描いてみたいと思いました。そして大学でイラストレーションを専攻しました。
 しかし、大学卒業までにコレ!と印象づけられる作風が定まりませんでした。同じ作風を突き詰めれば洗練されていく、そういう道もあるのですが、同じ作風で描くことがルーチンワークになり、当時は飽きて実験的なことばかりしていました。
 なにより、仕事として食べていくとなるとハードルが高く、鑑賞者として絵本を楽しんでいました。

 大阪大学出版会様から絵本のお仕事のお話をいただいた時、プロではない私は、イラストレーターの友達数人に声を掛け、ホームページのURL や写真をお送りしました。私の今まで描いた作風の定まらないイラストのポートフォリオもお送りしました。
 ……が、結果、私のポートフォリオ内の一部の絵を選んでいただき、私が絵本の絵を描かせていただけることに!
 なんだか、自分がしてきたことがあながち間違いでもなかったような、救われる気持ちになりました!
 いざ仕事が始まり、当初キャラクターを描き始めた頃、お客様の要求通り、かつ修正のことを考え、あくまで仕事としてスムーズに行くことを意識して描いていました。しかし、そのような作り手の気持ちは作風にも表れてしまったようで、大阪大学出版会様、寺田先生双方からもっと自由に、自分自身が描きたいように描いてほしいとご指摘をいただきました。そこから私は視界が開け、自分のアイデアを紙面にガンガン挟み、登場キャラクターに勝手な格好をさせ、ときには絵だけではなく文章に対してもご提案をさせていただきました。
 こちらからの素人目線の提案に対しても、意見を聞いてくださる寺田健太郎先生や大阪大学出版会様、弊社の担当営業、皆さんのおかげで、私の能力は引き出され、絵を描き上げることができました。
 まさか会社勤めで絵本を描くなんて!夢が叶ったようなチャレンジができました!
 これからもワクワクするようなチャレンジに取り組んでいきたいと思います。

(制作課 乾摩耶子)

寺田先生が学術誌「ネイチャー」に発表された論文を、
子どもたちをはじめ科学に携わってない大人にも、
絵本でたのしくわかりやすく読むことができます。

著者 寺田健太郎先生
絵本に登場するはかせは
寺田先生が絵になりました!

ご注文の流れ

上へ行くボタン