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News Letter『遊文通信』

暑中お見舞い申し上げます
万里一空〜煌めく未来に想いを馳せて

みなさまいつも『遊文通信』をご愛読くださり誠にありがとうございます。おかげさまで当社も上半期を終え、売上も昨対5 % UP をクリアし、諸々課題はございますがスタッフ一同着実に歩を刻んでおります。今号はあらゆる意味での酷暑の中、遊文舎代表が何を考えどう考動しているかのメッセージをお送りし、遊文舎への理解の一助とさせていただきたいと存じます。

激変するマーケットの中で会社を存続・成長させるために

 印刷業界の下降線が続いています。市場規模が毎年数百億規模で縮小していますが、今年上半期は顕著だったようです。薄紙(情報用紙)に関しては出荷高ベースで昨対7 %ほどの下落の統計でした。デジタル化されずに安泰といわれる紙器や包装資材も元気なく、昨対割れ。事業者の統廃合が続いています。
 電子媒体やインターネットの台頭、人口減少、首都圏への一極集中による地方の過疎化など今に始まったことではありませんが、印刷会社が社会に果たすべきミッションの大きな変化はさらに顕在化していくことでしょう。
 印刷物の製造請負というビジネスモデルはライフサイクルの衰退期にあります。既存事業における他社様との業務提携も視野に入れた合理化に拍車をかけるとともに、5 年後の収益の柱となる新規事業に取り組む必要があります。
 成長に向けての商品サービスの開発・事業化。言うは容易く成すは難し。それらは経営に携わる者でないとなしえない重要なミッションであると認識し、日々情報収集に勤しみつつ考動しています。

権限移譲、世代交代、健全な事業承継を見据えて

 今年4 月、50歳になりました。はやいもので代表を拝命して12年。自分自身の承継準備を進める時期を迎えました。
 支えてくださる皆様のおかげで、既存事業の基盤強化においては一定の成果を得ることができました。現在進行形の業務については「チーフ会」という30代〜40代のスタッフで結成された業務統括者の横断組織がお客様目線でPDCA をまわすようになり、執行権限をほぼ委譲できるようになりました。個、組織とも弊社の強みはこの自走集団「ヒト」の強さであり、外部環境がいかに変化しようと柔軟にしたたかにこの強みを伸ばし、後世に承継していこうと考えています。

挑戦なくして存続なし

 起業して4 年で年商20億の35歳の知人がいます。強みの語学力とIT リテラシーを活かし、台湾で現地の食材にこだわった日本料理店を展開し、現地スタッフ200名。このように、世代に関係なく国内外で挑戦し、活躍している人が多数います。一方、下部構造は手つかずのまま高い目標を掲げて邁進しても、結果はよくてトントンというのが多くの現実ではないでしょうか。現状維持は衰退のはじまりとはよくいったものです。
 私は、昨年のDAI プランニングの統合に続き、現在2 つの新規事業を構想しています。一つは印刷事業を軸にしたデジタル情報の2 次加工事業(タテ軸)。もう一つは既存事業とは視点を変えた衣食住に纏わる新規事業(並行軸)。新しい仲間を迎え入れ、これまでとはまた異なる遊文舎の強みを創り出していく所存です。
 外部環境がいかに変化しても、従来の価値を継承しつつ新しい価値の創出を続け、弊社を支えてくださる皆様の幸福に寄与できるよう、健全な成長を持続してまいります。常にそのような願望を強烈に心に抱き、考動していることをご理解いただき、今後とも遊文舎をご指導いただければ幸いです。

(株式会社遊文舎 代表取締役 木原 庸裕)

遊文舎チーフ会のメンバーと

DAI プランニングのメンバーと

電子書籍勉強会を開催

 7 月18日(水)、「WORK STATION えむ」の代表で、「大阪DTP の勉強部屋」も主宰されている宮地 知 氏を講師にお招きし、開催しました。
 遊文舎への電子書籍作成のご依頼は、過去に何度かありました。しかし、弊社ではフィックス型(ページをまるごと画像化)のものは対応できても、リフロー型(文字の拡大・縮小が自由にできる)のものは対応できておりませんでした。勉強会でも触れられていましたが、出版市場は段階的縮小ではあるものの、電子出版市場は確実に伸長している状況です。そういった状況の中、対応できないままでは会社として成長もできず、お客様の満足も得られなくなるという思いがありました。
 勉強会ではそういった市場のこと以外に、具体的な制作方法のお話もしていただきました。遊文舎では紙の出版物の組版は、Adobe 社のInDesign というアプリケーションを使用しますが、電子書籍のメインのフォーマットであるEPUB は、InDesign から直接変換してできるものではありません。テキストのみを使ってテキストエディタでコーディングしていきます。もし、1 つの出版物を本と電子の2つの媒体にする場合、それぞれは全く別の作業となります。
 電子書籍を作成するには、従来の組版の知識に加え、HTML 5 、CSS などのプログラミングの知識も必要であることがよく分かりました。今後も引き続き勉強して、より完成度の高い電子書籍の提供を目指しますので、ご検討の際はお気軽にご相談ください。

(企画営業部 チーフ 河野行俊)

営業・制作スタッフ計16名参加

最新鋭カラーデジタル印刷機

イリデッセに待望長尺装置導入しました!

 弊社では富士ゼロックスのイリデッセを昨年末に配備いたしましたが、オプションとしてこの春に発売された「長尺装置」を搭載しました。
 今までの弊社のオンデマンド機の設備では用紙寸法長488mm × 幅330mm までが最大でしたが、この装置は488mm を超える長尺用紙への対応が可能となり、用紙の最大幅330mm で、両面プリント最長729mm、片面プリント最長1200mm までの出力が可能となりました。
 今までは弊社では長さ488mm を超える印刷物(表紙カバーや横長本、A 4 三つ折り又は観音折りパンフレットなど)は少ロットでもオフセット印刷に頼るしかなく製版・調色・校正に時間や費用がかかるというデメリットがありましたが、イリデッセ長尺装置導入により少ロットでも印刷の手間やコストをかけずにスピーディーな対応が可能となりました。
 特にオンデマンド機で金・銀トナーを活用したメタリックカラー長尺物は現在日本ではこのイリデッセのみでしか印刷ができません。ぜひお試しください。

(業務部長 西澤直哉)

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