No.71 ｜ 2017年5月号

まずはネット通販で〈営業力〉を磨く

　昨年11月に遊文舎に入社いたしました、企画営業部の中堀卓也と申します。
　今回は私が入社以降担当させていただいています、弊社のインターネット通販サイト「すぐスール.com（以下、すぐスール）」での体験談を紹介させていただきます。
　私はそもそも印刷業界に所属していた人間ではありませんので紙の事、印刷の事については右も左もわからない状態でした。しかし、すぐスールのスタッフとして働いていくうちに多くの知識を得ることができたと実感しています。

印刷通販のこと

　今は必要なものはネットで調べてネットで買う時代です。印刷業界においても例外ではなく、通販市場の伸び率はめざましいとのこと。遊文舎は、お客様の課題をそのつど解決する営業パーソンとは別の窓口として、ネット対応「すぐスール」を開設し、今の時代に合った顧客サービスをめざしており、そのアプローチは私が思った以上にきめ細かく慎重に積み重ねられていました。

紙のこと

　正直なところ私はノートやルーズリーフで使用するA 4 、B 5サイズの事ぐらいしか知識はありませんでした。「すぐスール」では様々なサイズの印刷、または変形サイズ（定型サイズ以外）の印刷にも対応いたします。その中で紙の種類や性質、価格等を多くのお客様のご注文から学ぶ事ができました。

印刷・製本のこと

　オフセット印刷やオンデマンド印刷、そして無線綴じ、中綴じ、上製本……どれもが私にとって新しい言葉であり、印刷方法や製本方法がこんなに数多く多彩なものであることに驚きました。

納期のこと

　これは一番苦戦した所です。「印刷から納品までで、このサイズでこの部数でこの製本方法なら〇〇日必要だ」というスケジュール管理をしないといけません。そもそも「すぐスール」は、すぐスル、直ぐ刷る……「データのご入稿後最短でその日のうちの印刷〜発送が可能です」ということをセールスポイントにしています。しかし、仕様によっては即日発送、翌日発送をお断りさせて頂き、最短での納期を算出する必要があります。ここを間違え、印刷・製本部署を混乱させたことも、今となっては私の印刷営業としての成長過程での貴重な経験です。

体感した営業力

　すぐスールはインターネット通販ですが、近隣のお客様には直接遊文舎までお越しいただくパターンもあります。お客様の微妙なニュアンスを汲み取りながらニーズやこだわりを形にしていくことが、求められているミッションであることを体感できました。また、取引先様との業務を円滑に進めるためにインターネットを上手く活用することが印刷営業の重要なスキルになっていることを痛感しました。
　この「すぐスール」で培った知識を遊文舎の営業として存分に発揮し、お客様一人ひとりに還元していきたいと思います。これからも遊文舎と、そして「すぐスール.com」、ついでに私〈中堀〉の事をよろしくお願いいたします。

（企画営業部　中堀 卓也）