飛んでみよう!飛んで行け! ―自費出版あれこれ その2
ユニウスのこんなサービス
『萩原広道(上・下)』
菊判/上下巻1 ,500頁/200部/ハードカバー/12,000円
著者は高校教員の傍ら幕末期の悲運の文人に憑りつかれ、20年来研究を続けてきた。広道の伝記はまだ詳らかにされてないので出版を勧めたが、「出版など気恥ずかしい。私家版でよい」との含羞の人らしい返事。自費出版と決断されたのは「せっかく活字にするのなら、一人でも多くの人に読んでもらわないと本に対して失礼や。思い切って飛んでみたらどうですか」の一言だと思う。結果、思わぬ研究グループとの繋がりも生まれ、講師に招かれたり活躍の場が広がった。

『希望─2016年の自己記録』
A 5 版/40頁/100部/無線綴じ/ 1 ,000円
著者ご夫妻は詩とイラストを共作し、ユニウス刊の知人の詩集を見て来社。本にしたいが出版には相当の費用がかかるだろうから、50部の私家版でいいとのこと。ISBN 取得して流通に回し、100部で8 万円と見積もると、驚いた様子で即決された。本づくりのことは全くの素人なので、扉・目次・奥付の付物はユニウスの編集者が原稿作り。なによりも大層喜んでくださったのが私たちの励みとなった。

『マレーシア語学習辞典』
A 5 判/900頁/600冊/ハードカバー/ 5 ,000円
著者は予備校の英語教師を定年退職後、マレーシア語に興味を抱き、独学で学ぶ傍ら単語をワード入力、それが辞書となった。初心者用のしかも日々の生活に密着した辞書は見当たらないので、出版に挑戦してみたいと相談を受けた。日常生活目線がよかったのか、ぼつぼつ売れて改定版、増補版と3 回も版を重ね、次は2020年東京オリンピック目指し、2000頁の本格的辞書を作ると意気軒高な日々である。

大手出版社とはひと味違うユニウスの自費出版ですが、あなたの可能性は渺々と広がります。ぜひトライしてみてください。
(株式会社ユニウス 三宅由美子)