No.56 | 2015年12月号
さらなる顧客満足の向上誓う
TOPICS 1 デジタルプリント事業部の展開
今年7 月より準備を進めていたデジタルプリント事業部が11月21日のゼロックス社最速機Nuvera 288導入をもって体制が整いました。
これで、ゼロックス社のデジタル印刷機4 台(カラー2台= Color 1000 ・Color 800、モノクロ2 台= Nuvera288・D125 Printer)のラインナップとなります。


デジタルプリントは、オンデマンド印刷(要求があり次第、迅速に印刷)とバリアブル印刷( 1 枚1 枚違った情報を印刷)の機能により、多様に変化する市場ニーズに対応できます。
従来のオフセット印刷では困難であった短納期・少部数の冊子も印刷から製本までのワークフローのワンストップで可能になります。
例えば、従来では最短でも4 営業日以上が必要であったA 4 判300頁300冊の冊子が、デジタルプリントでは最短2営業日で納品可能となります。
顧客需要が年々増加しているWebビジネス(すぐスール)の対応にも大きな効果が期待できます。
このように、デジタルプリント事業部は遊文舎の潜在能力と印刷需要の裾野を広げることにより、さらなる顧客満足を高めるものと大いに期待できる部門です。
(ナヘムラー)
TOPICS 2 xmf-remote のめざすもの
遊文舎がMIS「ぷぷり」を自社開発して15年になりますが、工程管理・原価管理の「見える化」が社内活性化の一要因になっていると言えます。
この「見える化」を更に強化し、顧客満足と従業員満足の双方を追求しようと、xmf-remote を導入して半年になります。
● xmf-remote とは
FUJIFILM が推奨するワークフローです。制作から印刷までの工程の流れの中心におくことで、社外からお客様や営業が校正を確認したり製版が事前に面付けしたりでき、アップされている最終校正の状態で印刷できるので下版ミスも削減できます。見える化、効率化に大きく貢献するシステムで全国で導入が拡大中です。
まだテスト中ですが、まずは制作─ 製版の流れを xmf-remote に集中し、全社に拡大していきます。そして次のステップとして、お得意先や外部スタッフにひろげていきます。
使いこむ事によって新しい使い方が生まれてくるので、営業の武器としていろいろ提案できるよう、顧客視線を意識してすすめていきます。
まだ全国的にたちあげ実績が少ないとのことですが、遊文舎が先進事例となるくらいの意気込みで取組んでいます。今後の顧客サービスの飛躍が期待できるツールだと思いますのでご期待ください。
(たけうちとおる)
