POINTその1 強みを活かした取り扱い商品の絞り込み

　以前の「すぐスール.com」はいわゆる「総合型」でした。例えばデパートのようにいろんな商材を幅広く取り扱い、お客さまの母集団をひろげてゆく方針でした。しかし、印刷通販の利便性が増し大手資本の参入も増えてゆく中、「中途半端ななんでも屋」では尖るものが見えなくなっていきました。実際、サイトを訪れた方（アクセス数）から注文に結びついた方の割合（コンバージョン率）はネット通販の平均である2 ％を割り込む月も多く、アクセスいただいた方で5 秒以内にサイトを立ち去った方の割合（直帰率）は5 割を超す月もあるなど、「折角お店に来ていただいても買いたいものがない、買い方がわかりずらい」状態でした。
　これらを改善するため、取り扱い商材を遊文舎の強みが最も活かせる冊子に特化し、サイトに訪れた方によりわかりやすい案内ができるようリニューアルいたしました。
　また、充実したデジタル設備と技能を活かした「スピード」＝即日納品、書籍づくりのノウハウに長けた熟練技術者による「不完全データへの対応」も他社への差別化の強みとして謳いあげました。

POINTその2 サイトユーザビリテイ向上に向けて

　サイトユーザビリテイ（使い勝手）の向上の具体策にはいくつかありますが、大きなポイントはよりお客様目線に近づけるため、商品カテゴリーを抜本的に見直し

1．会報・年報	2．テキスト・教材	3．議案書・議事録
4．論文集・報告書	5．プログラム	6．マニュアル・取説
7．卒業文集	8．レジュメ・資料集	9．大会冊子
10．絵本・写真集	11．同人誌・作品集	12．自分史・エッセイ集
13．会社案内・商品案内	14．サークルアルバム	15．小冊子・ハンドブック

の15種類の代表的な冊子をトップページに配置し、見本を見てから自分用にアレンジ出来るようになっています。見本のままの仕様でよいのなら部数、ページ数などを入力するだけで発注できる仕組みです。
　印刷に関する知識をお持ちでない方には分かりにくい用紙の説明、また、厚みの手触り感を比較する表、ファンシーペーパーも風合い・色が確認できるようになっています。冊子の注文には結構ハードルの高い分かりづらい要素が多々あります。それを分かりやすくする事、それこそがリニューアル最大のテーマでした。
　また、今まで頂いていたお客様の声（お客様アンケート）もトップページで紹介しています。今回のサイトリニューアルでもお客様の声を多々反映して仕様を決めました。これからも様々なお客様のお声を反映させ充実したサイト作りをしていきたいと考えています。

POINTその3 デザインを一新しました

　「すぐスール.com」（http://www.sugusu-ru.com/）のブランドカラーといえば、やはりブルー系のカラーをイメージされるお客様は多いかと思います。デザインを変える上で、一目で「お！変わったなぁ」と分かるくらい変化させたいという思いと、今まで「すぐスール.com」が培ってきたイメージを払拭したくないという思いが交錯していました。

　最終的にプロジェクトメンバー一同が太鼓判を押したデザインが、現在アップされているもの。ブルーからライトブルーへと変更し、以前の「すぐスール.com」のイメージは残しつつも、目新しいデザインになりました。
　また、イメージキャラクターの“すぐスル君”も今回のリニューアルにより生まれました。ページの要所要所で可愛らしい“すぐスル君”が登場し、和ませてくれます。彼の力もあり、お客様に親しみを持って頂けるサイトになったのではないかと思っています。
　色んなことが凄まじいスピードで変化する現代、特にWEB の世界ではこれが顕著です。今の「すぐスール.com」が完成形という訳ではなく、これからも時代と共に「すぐスール.com」は進化・変化していきます。

（文：風帆、たけうちとおる、たくや）