遊文舎社員も初心にかえり学ぶ
中村 美鈴さん
神藤 裕也さん
栄光の架け橋 第11回
第11回は㈱オフィス・オルタナティブさんにお伺いし、
バイタリティ溢れる平岡社長にお話をお聞きしました。
―オフィス・オルタナティブについてお聞かせください
2011年3月に会社設立20周年を迎えました。女性3 人が集まって、女性のための会社を作ろうと設立した会社です。
経営者は代替わりしましたが、いまでも社内外ともに女性のネットワークを培って、仕事を通じて女性がエンパワーメントすることをめざしています。
―今特に力を入れられているのは何でしょうか
行政関係の仕事が多い弊社では、これまで人権、福祉、保健、まちづくり、観光、就労支援など様々なテーマに取り組んでいます。
これらは主にコミュニティにかかわる分野ですが、それぞれの分野で地道に頑張っている人や専門家とつながってコラボレーションの機会を増やしていきたいと思います。
人の暮らしにかかわる分野で、人と人をつなぎ、一緒に成長していける、より良いコミュニティづくりに少しでも役立ちたいと考えています。
―遊文舎の印象はいかがですか
いつも色々と無理を聞いてもらっています。何よりありがたいのは、制作コンペで積極的に協力していただけることです。今は待ちの姿勢では仕事を作り出すことが難しい時代です。遊文舎さんは積極的に新しいことに取り組む姿勢がある会社だと評価しています。
また、営業と現場スタッフの方のコミュニケーションが良いのも、仕事をお願いする側としては安心感があります。
―今後、遊文舎に期待する事は
これからも積極的に新しいことに取り組んで、自ら仕事を創り出す良きパートナーとして一緒に仕事をしていきたいと期待しています。
(聞き手:S・ワダ)
印刷こぼれ話 Part. 7
生産管理○○な話 ─その2─
営業と業務。お客様との橋渡しをする生産管理。遊文舎の心臓部が日々動いています。
●お客さんとの打ち合わせでの話
「○○さん、明日○○○の件で打ち合わせしたいんで会社に来てくれる…」とのお客さんからのご連絡!
約束の時間に行くと、仕事の話は5 分程で終わり。そこからは政治や勧誘、商品の売込み等延々2 時間のお話が続きました。気の弱い僕は話を途中で切り上げることができずに最後までお付き合い。「これも仕事」と自分に言い聞かせて帰路について見上げた空は満月だった。
●塗り足しがございません!
印刷通販でお客様が作成したデータで必ずと言っていいほど多いのが「塗り足し」がないデータです。「塗り足し」とは用紙の端いっぱいまで、色や写真など絵柄が残る様にする場合、印刷物の仕上がりサイズに対して、余分に幅を広げる必要があり、断裁で白い部分が残らないようにする処理方法です。通常は仕上げサイズより天地左右それぞれ3 mmずつ絵柄を広げます。印刷通販では印刷初心者のお客様が半数を占めており、「塗り足し」がないデータがよくあります。
ここでお客様に口頭にて塗り足しを説明するのですが「A 4 仕上げサイズでちゃんと作っているのになんでやねん!」と分かってもらえずに苦労したことがあります。他にも業界用語や方法を初心者のお客様に伝えるのはとても難しいですね!
●印刷との出会い
この世界を知ったのは学生で就職活動していた時でした。リクルートBookに印刷会社が数社掲載されていて「作る喜びと売る喜びを体感しよう」みたいなキャッチコピー。マスコミ関係も視野にあった僕はその延長線上に印刷会社も、と説明会を回った。
「受注産業なら来る仕事だけをこなせばいいんだ」という学生気分で入ったこの世界。そんな甘いものではありませんでした。
社会人としての自覚、上司のタイプ、印刷の奥深さ他いろんな波にもまれています。ゴールなき目標に向かって今も泳ぎ続けている毎日です。
(記:浮き袋)