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News Letter『遊文通信』

MUD(ユニバーサルデザイン)って何だろう?

 近頃ユニバーサルデザインなる言葉を耳にする機会が増えてきました。
 私たち印刷業界でもユニバーサルデザインの波がゆっくりと押し寄せて来ています。大阪という土壌はそういった新しい波が入ってくるのは比較的遅いように思われますが、今後確実にやってくることは明白です。
 遊文舎でも3 年ほど前から、勉強会などを始めており、コンテスト参加など今後押し寄せる大きな波に備えています。「東京では常識ですよ!」などの声にあせりは感じますが、地道にコツコツ取り組んでいきたいと考えています。
 「ユニバーサルデザインとはすべての人にとって、できる限り利用可能であるように、製品・建物・環境をデザインすることであり、デザイン変更や特別仕様のデザインが必要なものであってはならない」と定義されています。
 では印刷業にとってのユニバーサルデザインって……、と考えると、一番に頭によぎるのは色の問題です。色覚異常(いわゆる色盲・色弱)の方々でも区別のつく配色。たとえば色分けされた価格表。つぎに年配の方々への配慮です。白内障を患った方などは文字がはっきりと見えないそうです。また、難しい漢字なども対象になってくることでしょう。
 専用のフォントも各メーカーからリリースされています。文字の懐ふところを大きめに設計し、かなも大きめにデザインされ、文字がダンゴに見えないように工夫されています。
 最近、私たちの周りの工業製品にも多く使われています。たとえば家電品のボタン・スイッチ類なんかを見ても使いやすさを考えて設計されたものが多いようです。表示されている文字が大きめであったり、ボタンそのものが大きく作られていたり……。確実にユニバーサルデザインが私たちの周りに浸透してきています。

ユニバーサルデザインには7 つの原則があり、以下のように定義されています。

原則1 :誰にでも公平に利用できること

原則2 :使う上で自由度が高いこと

原則3 :使い方が簡単ですぐわかること

原則4 :必要な情報がすぐに理解できること

原則5 :うっかりミスや危険につながらないデザインであること

原則6 :無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること

原則7 :アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

 これらのユニバーサルデザイン7 原則は、「誰にでも利用可能なデザイン」という視点を中心にして、できるだけ多くの人達の要求に対応できるような理想的なデザインを目指すにあたっての、デザイナーへの指針となっています。しかし、実際にデザイナーがデザインをする過程では、経済性や、技術的条件、文化的要件、男女差や環境への影響など、関連する諸条件も考慮に入れなければならないのです。

 どうでしょうか? 中々ハードルが高いと思いませんか?
 私たちは「小さな事からコツコツと」を念頭に、今後も積極的に取り組んでいきたいと思っています。

メディア・ユニバーサルデザインコンペティション

「大阪のここがええねん」

審査委員長特別賞 受賞しました

 2010 年5 月22 日、大阪府印刷工業組合・MUD グランプリ実行委員会主催の「第一回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」において、遊文舎デザイナーの作品が、審査委員長特別賞に選ばれました。

栄光の架け橋 2

第2回は大阪学校生活協同組合に伺いました。
長身でお洒落な総務部松田部長にお話をお聞きしました。

ー大阪学校生活協同組合(以下学校生協)についてお聞きしたいのですが

 大阪府内全域の教職員の方々の出資と利用により、安全かつ安心の商品を学校生協価格でお届けしています。

ーなるほど、組合員になるとどんなメリットがあるのですか?

 学校生協の営む全事業を組合員価格で利用でき、全国規模の共同仕入のため、各種類の中から良質・安価なものが選べます。商品は勤務先または自宅に配送されます。

ーところで聞きにくいのですが、遊文舎の印象はいかがですか?

 指定商社に入ってもらい、印刷物のお手伝いを長年お願いしています。業務内容を理解してもらっているので「仕事がはやい」ですね~。

ー有難うございます。みなさん活気があり、明るい職場づくりを我々も見習いたいですよ。

 昨年創立50周年を迎え、今年3月にここ(東成区神路)に移転して来ました。職員一同はりきって仕事をしています。

ー最後に何かありますか?

 生協は「1人は万人のために万人は1人のために」という基本精神のもとに、今後も組合員の方及びご家族が安心できる生活設計を立てられるよう、さらなる生活向上を目指して取り組んでいきます。

学校生協会館

(聞き手:こんちゃん)

印刷あれこれ 第2話

ブックフェアで表彰されました。

 遊文舎で制作・印刷した大阪大学出版会様の『フランスの子ども絵本史』が、「第44回造本装幀コンクール」で「日本図書館協会賞」を受賞しました。7月7日~10日、東京ビッグサイトで開催された「東京国際ブックフェア2010」で公開展示され、遊文舎からも5名が授賞式に参加しました。
 受賞作品は本当に優れた本ばかりで、アイデア、デザインなどどれをとってもレベルの高さに驚きました。これらを見ると本づくりに関わる人ならば誰でも必ず啓発されることと思います。
 コンクールにかける心意気や、ある意味採算度外視でとにかくよい物を作りたいという気持ちがあふれ出ていて、そんな人や作品から発せられる言葉やオーラからは刺激を受け、今後もこのような賞をいただけるような仕事ができるよう日々精進していきたいと思いました。
 受賞作はすべて「フランクフルトブックフェア」で展示されたのち、来年2月ドイツ・ライプチヒでの「世界で最も美しい本展」で審査を受けることになっています。そこまで、夢のような虹の架橋を楽しもうとワクワクです。
 ちなみに、「第44回造本装幀コンクール」の審査委員長はアタックチャンスの児玉清さんでした。テレビで見る以上にとても素敵な方でした。

(デザイン担当/石田)

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