幅広い業種・業態からデザインのご依頼をいただいています。
(A4判 24頁 中綴じ製本)
大阪大学産業科学研究所 様
本冊子は、リニューアル当初より「海外向けにも通用するビジュアル性の高いデザイン」をコンセプトに掲げ、活動報告にとどまらず、雑誌のように読みたくなるスタイルを目指しました。
掲載される先生方のモチベーション向上につながるような構成も意識し、堅苦しさを排した洗練されたデザインを心がけました。
制作においては、表紙にシルバートナーでキーワードを印刷し、その上に「アリンダ(印刷可能な透明フィルム)」に部分的なカラー印刷を重ねることで、「SANKEN」の文字が浮かび上がる仕掛けを施しました。
当初は本体とフィルムを一体で中綴じする案でしたが、フィルムの特性上うまく綴じられないことが判明し、最終的にはノートのようにテープで接着する方法に変更しました。
製本はすべて手作業での対応となり、協力会社と連携しながら何度も試作と調整を重ね、完成度の高い仕上がりを実現することができました。
表紙は毎年異なる加工や印刷方法を取り入れ、デザイン性の高いビジュアルを提案しています。
特集ページでは先生方の研究内容を丁寧に取材し、テーマに合わせて撮影・構成にもこだわるなど、毎号の制作に大きなやりがいを感じています。
お客様と一緒に作り上げていくプロセスそのものが、私たちにとって貴重な経験です。