2009年7月22日
耳は生きている
きのう、指揮者の若杉弘氏が亡くなった。
世界的に有名なオペラ監督であるが、いまは新国立劇場に属し、
その前はびわ湖ホールの芸術監督だった。
日本オペラ界発展のために、日本人だけのキャストで、
ヴェルディの歌劇シリーズを上演し、わたしの楽しみのひとつだった。
なかでも「シチリア島の夕べの祈り」は最高だったな!
公演のあいまはいつもロビーで、ニコニコと話されていた元気な姿が
目に焼きついている。
昨年秋から体調を崩されたそうだが、きっと穏やかな最後だったと思う。
この鬱陶しい気候のせいで、体力の弱った人が逝く。
私の義兄も2年間の闘病のすえ、17日に逝ってしまった。
医者は発作の直後からずっと脳死状態というが
家族はあきらめきれず、最後まで意識があったと泣く。
じっさいに介護する看護師さんは「耳は生きている」と言っていた。
いくら意識不明に見えても、耳は聞こえて理解していると信じることで
自分たちは精一杯、ひとのいのちを大切にできる、そうだ。
わたしは今のところ来世を信じていないが、
ひとの死に向き合ったときは
親鸞聖人にしろイエス・キリストにしろ、
含蓄のある言葉にふれて、しばらくのあいだ敬虔になる。
この「耳は生きている」も、言いえて妙だと思う。
7月26日びわこホール、小澤征爾の歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
のチケットをゲットして、楽しみにしているが、
だいじょぶかなと、不謹慎な想いもよぎる。
若杉氏と同い年で並び称された小澤氏、
健康不安に打克って、まだまだの活躍を期待すること大である。


コメント (1)
歌劇ですか?!
いつの時代のどの国のが
分かりやすいとかあるんですか?
宝塚歌劇でも寝てしまったし。。。
投稿者: 難しくないですか? | 2009年07月23日 15:45
日時: 2009年07月23日 15:45