2009年3月 9日
カハラ…小さい一流
先週、身内の祝い事があり、ひさしぶりに新地の「カハラ」に行った。
さいしょに行ったのは、もう30数年前。
出版されたばかりの『カハラの洋風料理』にサインしてもらったり
サロマ湖のカキの味も忘れられない。

本のレシピを見て、家で料理してみたが、とても再現できるものではないとわかった。
素材がちがう、食器がちがう、もてなしのこころがちがう…
森さんも65歳、それなりに年取っておられたが
まだまだ元気そうで、あと12年はつづけたいそうだ。

料理の世界でも、<店を大きくしてもうける派>が主流だが
カハラのめざすのは「ちいさい一流」。
10席あったカウンターが、いま8席
これを6席にして、満足のいくサービスを完結させたい、
「ミシュランガイド大阪」が出版予定とかで
覆面調査がよく来るが、あんなものはできたら遠慮したい、
西洋の料理技術で、日本の素材のうまさをひきだし
日本人がおいしいと感じる料理をつくっている
最近は日本料理のすばらしさをもとめて、外人のお客が多い、
うんぬんかんぬん
こんかいは我が家の貸切でもあり
お祝いのバラの花束やろうそくのデコレーションの
心遣いもあり、めずらしく笑顔あふれる森シェフと
よくおしゃべりできて大満足。
余分なものを省いた和食器と箸の世界は
わたしたち日本人の生き方につながっている、と感じた。
もっと自信をもって大事にしていかねば…
それに、おいしい料理をあじわうには、それなりの体力・気力が必要だ。
つぎの<ハレの日>まで、鋭気をやしなって、また来るぞ
と約束して帰った。

