2009年1月13日
農業回帰はウソ?ホント?
1月12日(月)夜の「カンブリア宮殿」で、農業会社の社長が出られていた。国産品回帰志向を追い風に、創業して7年で10億円企業に成長したそうである。
日本の食糧自給率は40%で先進国最下位、仮に何らかの事情で輸入がストップすればあっというまに餓死者が出て暴動が起きるといわれている昨今、今後の成長産業としての第一次産業の可能性は誰もが感じているところ。少なくとも印刷製本業界など製造業全般に比べてもニーズは明らかにあるわけなので、後はやり方だけの問題という気がする。
しかし素人目に見ても大変なリスクを背負う。なにせ自然が相手、下手をすれば野菜が全滅するなどの可能性は常につきまとうだろうし、休耕地を買ったとしても耕して育てて収穫して販売する(現金化する)というサイクルが確立し、利益が出るまでに少なくとも3年はかかるだろう。ということは、資本家でないと参入できないということで、100年の計としての国家事業としてはうってつけではなかろうか。
企業の人員削減などで第2、第3次産業での人員余剰感がより高まる中、食の安全と雇用を確保、創出する農業・漁業・林業への回帰施策が具現化すれば一石3鳥というのは安直ではあるが、衰退産業に一過性の景気対策で公共事業費をぶちこむよりは効果がありそうに思える。
一つの産業が活性化すれば、私たち印刷製本業界も活性化するのでこういう可能性の芽はどんどん育成してほしいものである。

