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2008年3月10日

七藝で「胡同の理髪師」を観る

8日土曜日は久しぶりにわが町十三の「第七藝術劇場(ナナゲイと呼ばれる)で映画を観た。
家からあるいて10分もかからないし、アットホームな雰囲気なので
普段着で気軽に行け、気分転換にもってこいだ。

ナナゲイは何度か倒産・休館したが、今は地元商店街の出資も得て
関西映画フアンの最後のとりでといわれるようにまでなっている。
なんでも、創始者は家主であるサンポードビルのオーナーだとかの噂を聞いたことがある。

上映される作品は、ミニシアターならではのマニアック度の高いものが多く
監督や出演者が舞台挨拶にくることもわりとある。
私は、十三を舞台にした「かぞくのひけつ」を観て以来である。

今回の「胡同の理髪師」は、期待以上に余韻の残るいい映画だった。

胡同(フートン)とは路地のことを指し、北京市内に下町の古いたたずまいがそのまま残っている。

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オリンピックに向けた建設ラッシュで、たちのきを迫られるフートンの住民は老人たちである。
近代的なビルや高速道路とフートンの落着いた静けさ、自己中でやさしくない若者とおだやかで凛とした主人公・チン老人の親世代。

そのギャップは、どの国でもいつの時代でも同じだと思わせる。

劇中でも実際でも93歳になるチン老人が死んじゃったのかな、と思ったシーンが2~3回あったが、最後まで淡々とおなじ日常を生きつづけているところで映画はおわった。
いつかくる死への態度も、日本の無常観とはひとあじ違って、魅力的だった。

北京オリンピックまであと5ヶ月。
映画でみたフートンの町並みは、もう跡形もないのだろうな!

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コメント (2)

昔の十三も見てみたい:

十三の商店街いいですよね

同日、最近友人になった元マスターと
食事してました

出身地に近い新開地にも似た感じもするし

第七藝術劇場、オモシロそう~

近くのカラオケや飲み屋さんには行くけど

今後チェックして覗いてみようっと

映画好きの映画館嫌い:

私の子どもの頃には映画館が至る所にあった。
徒歩圏内に3館あり、子どもだけで怪獣映画などを見にいったものだ。
映画がごく身近なものであった。
すわりにくいイス・うすぐらい売店
いかにもB級っぽい雰囲気がただよっていたが、
映画自体にエンターテイメントのおもしろさがあった。

その数年後からか映画が急激にすたっていった。なんでだろう?
頭でっかちの評論家が娯楽性の高い映画をある意味バカにし、
やたら文学・教養をうたった映画をワンランク上のものと位置づけたからだろうか?
確かに映画がつまらなくなっていった。
断じてテレビが普及したせいでは無いと思う。

ここ数年かつての娯楽であった映画がもどってきているような気がする。

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