大阪印刷人の傍目八目

   

« 保育園を訪れて | メイン | ネットワークはモグラたたき! »

2007年11月 7日

モノづくり-『永遠のドイツデザイン』

ハイデルベルグが80周年記念事業としてダイヤモンド社とコラボレーションして、刊行した『永遠のドイツデザイン』を入手した。
<モノづくりの真実を伝える>と帯でアピールしてドイツのデザインアイテム32点を収録したものである。

この本の前書きで、プロダクトデザイナー深澤直人氏は、「生活の質を変えようとするより、維持し守ろうとする心構えが、ドイツのデザインにはある。人間の生きる歩調に合わせてデザインを進化させようとする謙虚さがある。変化を繰り返し、刺激がさらなる刺激を生むようなデザインはしない。……一方、日本では、新製品の開発サイクルを早めれば市場で優位に立てるとする呪縛から逃れられないでいる。」と書いている。
この、<生活の質を守ろうとする心構え>こそが学ばなければならないものだろう。

また、ダイヤモンド社編集部の富田玲子氏は、「アイテムのデザイン性の素晴らしさもさることながら、とくにデザインの細部や色合い、そして材質をシズル感あふれる印刷で再現した本書を書店の人に見てもらうと、一様に驚きの表情を見せていた」と述べていた。(「日本印刷新聞」10月31日付)

積み木からポルシェまでの32アイテムだが、独特の合理性と社会的視点を兼ね備えた共通するポリシーを体感した。
スペースに限りがあるので、2点を紹介しておきたい。
・LeicaMP 眼差しを焼き付ける究極のカメラとして支持されてきたライカMシリーズの最新版。
・ActiveWheelchair FXONE 世界最高の車椅子といわれる「ユーロチェア」で知られるマイラ社。
 その人間中心主義の理念で2005年に発表された「エフエックスワン」

camera.jpg

wheel.jpg

コメント (1) | トラックバック (1)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yubun.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/175

この一覧は、次のエントリーを参照しています: モノづくり-『永遠のドイツデザイン』:

» 永遠のドイツデザイン(Masterpieces of German Design) 送信元 Black design blog
某コンペ(負けましたが)の参加賞としていただいた本。 ドイツのプロダクトデザインを様々な視点から紹介。 積み木からベルリンフィルハーモニーホールまで。 ... [詳しくはこちら]

コメント (1)

本好き:

この本、見ました。
ハイデルらしく凝った装丁・印刷で重厚な本でした。

ドイツデザインの対象として取り上げられているのは
「男のこだわりおもちゃ」みたいで、古き良き時代を彷彿させる。

けれど、あんまり身近な感じはしなかったけどなあ。

コメントを投稿


投稿の際は、「投稿」ボタンを1回だけクリックして下さい。