大阪印刷人の傍目八目

   

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2007年6月 1日

デザインがつまらなくなった!?

先日、社内で若い営業担当の人と話をしたときの事である。
何かのきっかけでデザインの話になった。
「DTPになる前の方がある意味デザインしてたヨ! 紙の選定から以後の加工までいろいろ出来たし!」なんて話になり、
「マットの黒で印刷して、グロスニスひいて模様浮かびあがらして……。」
その時である、
「マットの黒って何ですか?」
「え〜っ、知らんノン?」
「はいっ!」
なんて会話になった。
(マット黒とは光沢がない不透明な黒インクである。通常のインクは透明である。)

そういえば、最近そんな事させてくれる印刷物つくってないもんなぁ〜。

DTPになってから紙の風合いに凝ったり、加工に凝ったり、印刷方法に凝ったり、といった部分が希薄になった!
デザインが単純にレイアウトオンリーの作業になりつつある。唯一写真撮影がからむ程度か? そういう意味では印刷デザインそのものの範疇がかなり狭くなってきたように思う。
きっと、若いデザイナーでも知らない人が多いのではないだろうか?
ある意味、「かわいそうやなぁ〜」と思う。
予算の問題もあるが、DTPで目先をごまかすデザインが増えたのは事実である。

レザックに型押しして、白マットをひいて、そこに色刷りする。
また、写真を硬調・軟調の2種作ってマット銀で印刷した上に写真をカラー刷りする。なんてまねもした。
黒でもわざと印刷ではなく、黒の箔押しにしたり……!
印刷実験室なんて本もあり、様々な印刷効果を実験していた。おもしろい本であった。(今、どこにあんねんやろ?)
たしかに、フォトショップを使えば面白い画像なんかが簡単に作れるようになった。でも反面工夫を凝らした印刷物は作れなくなった。
ある意味デザインがつまらなくなった! と思う今日この頃である。

あ〜、めっちゃ凝った上製本の装幀の仕事がしたいなぁ〜!!

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コメント (6)

遊民:

>あ〜、めっちゃ凝った上製本の装幀の仕事がしたいなぁ〜!!
○黒のS営業部長の得意先に、格好のニーズがあるじゃん!

風帆も三宅一生みたいに、原点に立ち戻ってデザインの本質に迫るのか! それは、楽しみ・悦び・苦悩…
今から人生懸けるか? youなら出来るよ、きっと!

たけうち:

確かにバブルがはじけてもちょっとの間
その手の仕事がありましたね。
黒の紙に銀インクでネガ状態で刷ってとか
M版を蛍光オレンジにしたりとか
いろいろテクニックがありましたね〜。

で色校が上がってくるまでどんなのが上がるかわからない。
上がってくるとがっかりしたりうれしかったりと驚きがありましたが
いまはプリンタの性能が良すぎて上がっても思いどうりではあっても
予想外の出来に驚かされる事はないですね。

蛇頭四弦(ジャズベース):

いやぁ~なんか分かるような気がします。
いろんな意味で変わらなあかんものと変わったらあかんものがごっちゃになってる気がしますわ~ほんま。


浮き袋:

今はモニター上で全てイメージしてしまう時代、ある意味便利だけど物足りない気がします。昔は自分で作った版下の上からトレペかけて色ペン使って色指定、色校上がってくるまでどんなんか楽しみで、おもしろみがありました。

肩痛のレシーバー:

そうですね、確かに凝ったものが少なくなったかも↓

面倒やけど楽しみでもあったなぁ

街中でも変な色使いのポスターやらチラシが目につくし、
過去を振り返らない方がいいかも知れんけど
そう思えるのはアナログ人間なんかな~

papaho:

>肩痛のレシーバーさん
“過去を振り返らない方がいいかも知れんけど
そう思えるのはアナログ人間なんかな~”
といっても、いつの時代も“いいものはいいんです!”
流行はめぐるので、また、そういう物が見直されてハヤリがくるかも!?

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